私は小さい頃から根拠のない自信がありました。でも成長するにつれ、いつからか、自信より怖れの方が強くなっていきました。
自分では自由に生きているつもりでしたが、いつも見えない籠の中にいたような気がします。
そして、どこかでいつもうまく逃げて、楽な方を選んできました。ただ、強運に恵まれ、それなりに幸福な人生だったと思います。だけど、いつもどこか満たされない私がいました。
大学卒業後、某航空会社の予約センターに就職。女性ばかりの職場があまり肌に合いませんでしたが、3年は頑張ろう!と決め、3年ピッタリで「家業を手伝うため」を口実に退職。
そして簿記を習いに行くことに、、、習っても習わなくてもよかったのですが、なんとなく行き始めたのです。
ところがやってみると、簿記は思ったより得意で、3級、2級と取得して、さぁ1級というところで、思いがけずヘッドハンティング?され、3級の講師として教えることに。
人前で話すこと、誰かに教えること、、、どちらも怖かったのですが、簿記も好きだったのと暇だったこともあり引き受けました。
同時に1級を学びながら無料で講座を受けられる講師特典を生かし、宅建やパソコンも受講。特にパソコンは、これも思いの外、簡単に習得でき、半年後には簿記だけではなく、パソコンも教えていました。
なんでも少しやればそれなりにできたので、コレという極めたものがない、、、というのが私のコンプレックスでした。そこで私はパソコンを極めてみよう!と思ったのです。
当時はパソコン講師に水戸黄門のような資格が存在しました。Microsoft official trainer、通称MOTです。これはかなりの難関資格でしたが、私はチャレンジすることにしたのです。
大学受験よりはるかに勉強し、一発で合格できました。もちろん、その後もさらに上の資格を目指し、結果全ての資格を取ることができました。資格のおかげもあり、たくさんの講座や企業研修でスケジュールは半年後まで埋まり、走り続けました。
結婚を機に全てやめてしまいましたが、極めたというか、やり切った感のおかげで、未練はありませんでした。
結婚後は子育てに集中し、下の子が小学校に入り時間ができた時、ふと自分のこれからの人生について考え始めました。あのときのやり切った感!極めた感!は、すっかり影を潜め、また何もない私、、、がそこにはいました。
私は自分のできること、自分のやりたいこと、そして自分というものを探し求めるようになり、お金も時間も使い色々なことを学びました。 が、いつもコレだ!というものには辿り着けず、、、セミナージプシー化していきました。
しかし、マリアグリッドに出会ったタイミングで、私はまた怖いことにチャレンジすること!を決めました。怖れに負けず、飛び込むことに。
ハンドメイドイベントに作家として参加したり、自分で気になる人を呼んでイベントを主催したりしました。
やってみると想像以上に大反響だったのです。案ずるより産むが易しでした。
思い返してみれば、私の人生の転機はいつもチャレンジとセットだったような気がします。怖さを乗り越えてチャレンジするとき、私の道は開けてきました。
誰でも慣れ親しんだ状態から出ることは怖い!けれど、私はこれからもチャレンジする気持ちを忘れずに生きていこうと決めています。
人目、人の評価、常識などたくさんのものが、まだまだ私にまとわりついていますが、一つ一つ目の前の小さなハードルを跳びたいと思います。
人生は永遠ではありません。
いつ終わるかも、誰にもわかりません。
ですが、終わる日にできるだけ後悔を減らす!が私のスローガン。そのために、できることを先延ばしにせず、できる限り今やっていくつもり。
さらには、昔の私のように勇気が出ない人のサポートをしていきます。